ご予約・お問合せ
03-5215-1114
初めての方

麹町消化器・内視鏡クリニック

MENU
 

逆流性食道炎

Reflux-esophagitis

Web予約

求人案内

Reflux esophagitis

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎

高齢化と食の欧米化によって、近年増加傾向にある疾患です。強い酸性で消化酵素を含む胃液などが食道に逆流して炎症を起こしています。胃粘膜は粘液に守られていますが、食道粘膜にはそうした防御機能がないため逆流した胃液などにさらされるとダメージを受けてしまいます。逆流したものがなかなか胃に戻らず食道にとどまる時間が長くなる、逆流を繰り返すなどによって食道粘膜がただれやびらんを起こし、組織の一部がなくなる潰瘍になるケースもあります。また、逆流の刺激などによって知覚過敏になり、炎症や潰瘍がない非びらん性胃食道逆流症を起こしているケースもあります。
逆流性食道炎は生活習慣によって再発しやすいのですが、食道の炎症が長期間続くと食道がん発症のリスクが上昇してしまいます。それを予防するためにも、疑わしい症状があったら消化器科を受診してしっかり治すことが重要です。

逆流性食道炎の症状

  • 胸焼け
  • 呑酸(酸っぱいもの・苦いものが上がってくる)
  • 胸の痛み
  • 慢性的な咳、喘息
  • 声枯れ
  • めまい、耳鳴り など

逆流性食道炎の原因

  • 加齢などによる筋肉の衰えにより逆流を防ぐ仕組みがうまく働かなくなる
  • 蠕動運動が低下して逆流したものが戻りにくくなる
  • 脂肪やたんぱく質など胃酸分泌を促進させる・消化に時間がかかるものを多く摂取する
  • 食べ過ぎ
  • 肥満や姿勢の悪さ、衣類による締め付けなどで腹圧が上昇している
  • 服用している薬の副作用で逆流を起こしやすくなっている
  • 食べてすぐ横になる など
逆流を防ぐ仕組みがうまく働かない

下部食道括約筋という筋肉が締め付けることで、胃から食道への逆流を防いでいます。加齢などで筋肉が衰えると下部食道括約筋もゆるむため、逆流を起こしやすくなります。

蠕動運動の低下

消化管は口から入ったものを肛門の方に送る蠕動運動を行っています。加齢や自律神経の乱れによって蠕動運動が低下すると逆流したものがなかなか胃に戻らずに、食道が酸や消化酵素にさらされる時間が長くなって炎症を起こしやすくなります。

食事の影響

脂肪分を過剰に摂取すると胃酸分泌が促進されるため逆流性食道炎発症のリスクが上昇します。また、たんぱく質は消化に時間がかかって逆流を起こしやすくします。そして、食べ過ぎると胃が伸びてしまい、逆流を防ぐ下部食道括約筋がゆるんで逆流しやすくなります。

加齢

下部食道括約筋は筋肉ですから加齢で衰えてゆるみ、逆流を起こしやすくなります。蠕動運動も加齢で低下するため、逆流したものが長く食道にとどまって発症リスクを上昇させます。唾液量が加齢で少なくなることも影響していると考えられています。

腹圧

腹圧が高くなると胃が圧迫されて食道への逆流を起こしやすくなります。肥満、締め付ける衣類、猫背や前屈みの姿勢などに気を付ける必要があります。

薬の副作用

服用している方の多い薬の中にも、下部食道括約筋をゆるめる副作用を持つものがあります。たとえば、血圧・喘息・心臓病などで薬を服用されている方は、薬を変更することで逆流を起こしにくくできるケースもあります。当院では総合的な診察を行っていますので、診察の際には服用されている薬についてしっかりうかがっています。

逆流性食道炎の検査

逆流性食道炎の主な症状は、心臓病や食道がん・胃がんなどでも起こります。こうした重大な病気ではないことを確認し、食道粘膜の状態をしっかり把握するためには内視鏡検査が不可欠です。内視鏡検査であれば確定診断ができますし、粘膜の状態を見極めた上で適切な治療を行うことができます。内視鏡で食道の粘膜を直接観察し、びらんや潰瘍の色調や大きさを詳細に確認することができますし、病変の組織採取も可能です。放置してバレット食道や食道がんなどの合併症を起こさないためにも、症状があったら早めに検査を受けるようおすすめしています。
当院では、経口と経鼻の内視鏡検査を行っています。また鎮静剤を使ってウトウトしている間に検査を受けられる無痛胃内視鏡検査も行っています。検査を担当する院長は専門医として胃・大腸内視鏡検査を2万件以上経験していますので、精度の高い検査を短時間に行うことができます。苦手意識のある方でも安心していらしてください。

逆流性食道炎の治療

薬物療法によってほとんどの場合、比較的短期間に症状が解消します。ただし、再発しやすい傾向があります。食道粘膜が長期間炎症を繰り返すと食道がんを発症しやすくなるため、受診してきちんと治療を受けることが重要です。また、生活習慣の改善も再発防止には欠かせません。なお、年齢や基礎疾患などによって内視鏡検査ができない場合には、薬物療法と生活習慣の改善を行いながら症状の変化に合わせた治療を行います。

薬物療法

胃酸分泌抑制薬を中心に、食道粘膜保護薬、胃酸中和薬などを症状に合わせて処方しています。

PPI

胃酸分泌抑制薬です。胃酸を分泌するプロトンポンプの働きを抑えて胃酸分泌量を減らします。再発防止のために継続的な服用が必要です。

H2ブロッカー

胃酸分泌抑制薬です。市販薬と違い、患者様の状態に合わせて成分の含有量や効果が異なるものを処方しています。

消化管運動機能改善剤

消化管の機能を改善する薬で、ガスモチンやナウゼリンなどがあります。蠕動運動を整える、食物の消化を助ける、食物が胃にとどまる時間を短縮するなどの作用があります。

制酸薬

胃酸を中和することで逆流した際の症状を和らげます。効果の持続時間が短いため、単独処方ではなく併用で用いられることが多くなっています。

粘膜保護薬

食道粘膜を保護することで炎症の改善が見込めます。効果の持続時間が短いため、単独処方ではなく併用で用いられることが多くなっています。

生活習慣の改善
食事

食べ過ぎ、脂肪分やたんぱく質のとり過ぎを避けます。食べてすぐ横になると逆流を起こしやすいため、夕食は就寝する2時間以上前にとってください。
胃酸を増加させる香辛料、酸味や甘味の強い食材、消化の悪いもの、コーヒー・抹茶・濃い緑茶などのカフェインを控えます。

嗜好品

喫煙は逆流性食道炎を悪化させやすいため、禁煙しましょう。
アルコールは筋肉をゆるめて逆流を起こしやすくするため、できるだけ控えてください。

腹圧

胃にかかる圧力が高くなると逆流を起こしやすくなります。肥満、猫背や前屈みの姿勢、腹部を締め付ける衣類やベルトなどが原因で腹圧が上昇し、繰り返し逆流を起こしていることもよくあります。逆流性食道炎の症状として咳が出る場合がありますが、就寝時に咳が続くケースでは上半身を少し高くして眠ると改善することがよくあります。

pagetop